東京マーブルチョコレート


チヅル役:水樹奈々さんインタビュー

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『東京マーブルチョコレート』で、明るく元気、でもちょっと不運な主人公 チヅルちゃんを演じてくれた水樹奈々さん。チヅルちゃんの揺れ動く乙女心や、人を想う気持ちを見事に演じてくれた水樹さんが感じた『東京マーブルチョコレート』の世界とチヅルちゃんというキャラについて、インタビュー!

 

―アフレコを終えられて感じた『東京マーブルチョコレート』の世界の感想は?

チヅルちゃんと悠大くん、ふたりを見ていると微笑まして癒されました。
『東京マーブルチョコレート』は、悠大くん目線の「全力少年」と、チヅルちゃん目線の「マタアイマショウ」のふたつの目線から作品が描かれています。
それぞれ同じ時間軸で進んでいくんですけど、見えないところでこんな事が起こってたんだ!とか、ふたつを照らし合わせながら見ていくと凄く楽しいし、そこにお互いの不器用さを感じていただけると思います。
 

―『東京マーブルチョコレート』は、主題歌「全力少年」と「マタアイマショウ」が主軸になって、ストーリーも展開していきますよね。
 この面白さってなんでしょう?

台本をいただいた時、「全力少年」と「マタアイマショウ」のタイトルを見て「あ!これは!」と思いました。両方とも好きな歌だったので♪
男の子目線で描かれている「全力少年」は、がむしゃらにまっすぐ突っ走る青春!みたいな清涼感あふれる感じが、すごくストーリーにピッタリで。「この曲はどこで使われるんだろう、どのシーンで流れるんだろう」と想像しながらアフレコをしてました。
打って変わって「マタアイマショウ」は歌詞的にお別れする歌で・・・。
「全力少年」と「マタアイマショウ」では、ストーリーのテーマとなっているものが全然違うので、そこがすごく面白いなと思いました。
 

―「マタアイマショウ」の主人公 チヅルちゃんというキャラクターを演じて、いかがでしたか?

チヅルは肝心なところで詰めが甘いというか、プチアクシデントに見舞われ付き合った人とダメになってしまう、ちょっぴり不幸な女の子。でもそれを重く考えてしまうんじゃなくて前向きに頑張っていこうとするキャラクターです。
モノローグやナレーションなど、独白シーンではわりと落ち着いていて、冷静に物事を分析していて・・・
マイナス思考なところも多かったりするんですが、人前ではそういうところを絶対に見せないで笑顔で頑張ってる。その心の中での葛藤を上手く見せられればいいなと思いました。
 

―チヅルちゃんのセリフのなかで印象に残ったセリフはありますか?

チヅルちゃんは、素直になれないんですよね。
悠大くんと一緒にいると楽しくてしょうがないし、好き好きっていう気持ちがあふれてるのに不安や自身のなさからそれを隠してしまっている。
"好き"っていうことを、もっと自然に表現できたらと、きっとすごく思ってるのに、それがうまく出せなくて。
今回もちょっとした行き違いで離れ離れになってしまったりするんですけど、その時もちゃんと事情を話せばいいのに「また私はこのひとと上手くいかないんだ」と決めつけて、ちゃんと話さないで、向き合わないで逃げてしまおうとする。

tmc_chizuru.jpgチヅルの印象的なセリフは、モノローグではハッキリと言える「悠大くん、大好き」っていうところ。
好きということを、あんなに素直にいえる子なのに隠してしまう、そして逃げてしまう。
本当の自分の心と、実際の行動のギャップに悩んでしまっているところがチヅルらしいかなと思います。


―今回、同じ時間を悠大くん視点とチヅルちゃん視点、ふたつの視点で進行するドラマを演じられたわけですが、こういう形で演技をすることの面白さや大変だったことはありますか?

今回のアフレコでは「全力少年」を先に収録して、その後に「マタアイマショウ」を録ったんですけど、それが私的には、すごく良かったです。
同じ時間軸なんですけど「全力少年」と「マタアイマショウ」では作品のトーンがだいぶ違うんです。同じデートに向かっていても実はチヅルは別れを切り出しにいこうというデート。でも悠大くんにとっては、ちゃんと好きって想いを伝えるためのデートで。すごく前向きなのと後ろ向きなので、気持ちが両極端じゃやないですか。
自分がどちらの気持ちにも身を置いていないニュートラルな状態で「全力少年」を演じることが出来たのですごく自然に入っていけました。自然に演じられたと思います。
ふたりがクロスするシーンがいろいろあるんですが、そこでは相手の行為の部分部分しか見えてないじゃないですか。そこで些細な行き違いというか、誤解がうまれるんですけど......。
クロスする部分は、もちろんどちらの台本にも同じセリフが書かれているんですが、例えば「全力少年」では少しだけ相手を傷つけるようなニュアンスで言ってみたり。でも実際そのセリフには優しさが込められていたんだというのが「マタアイマショウ」では分かるというように、ちょっとだけ同じセリフでもニュアンスを変えていたりします。
同じシーンで同じセリフでもこんな風に違って聞こえるんだ、というのを感じてもらえれば嬉しいです。

―最後に、作品にちなんで最近全力で頑張ったことや久しぶりに誰かにあったエピソードがあれば教えてください!

この間、デビュー当時に歌を録ってくださったレコーディングエンジニアの方にたまたまお会いする事があって。そしたら最初全然気づいてもらえなくて。
「あの~」と声をかけたら「若返りましたね!」って言われたんですよ!「昔、すごい老けてましたよね。」って言われたのが衝撃でした(笑)。
また会ったときには「更に若返ったね」っていわれるような人でありたいと思います(笑)


 

水樹さん、ありがとうございました~!
女の子の心は山の天気ですからね~、うんうん。
その揺れ動く不安定な大気の原因は、結構 男の子にあったりするんじゃないのか...なんて?言いがかりでしょうか?

「全力少年」と「マタアイマショウ」で、微妙なニュアンスを演じ分けてくれた水樹さん。
ぜひぜひ2つのセリフを聞き比べて、楽しんでみてくださいね。